社会人の準備

さじを投げたのは始めてからたった数分後だったかもしれない。
或いは20分ほどもっただろうか?まぁそんなことはどうでもいい。
数分から20分そこらなど全体からみれば所詮スズメの涙、猫のヒタイ、微々たるもんだ。
頭の中をとめどなく横文字が流れていった。
言葉の山が奔流となって押し寄せ、思考回路を遥か彼方へと押し流す。
ものの数分で僕の頭のハードディスクドライブは満杯となり、
使い慣れていないアプリケーションを使ったCPUは一気にオーバーヒート!
「こんなん分かるかぃ!!?」
思わず叫んでシャーペンを投げた。
僕は3日後に控えたTOEICの対策として、付け焼刃ながら問題集を解いていた。
いや、実際は解けてないんだけどさ、とりあえず気休めにやってみたのさ。
1~10問目ぐらい⇒「何だ、意外と簡単やん」
11~20問目ぐらい⇒「あれ、よく聞き取れんやったな」
20~⇒「何いっとるんこいつ?ちゃんとしゃべれっちゅうねん」
30問目に差し掛かるあたりでもう休憩。
本番では休憩などないが練習だからええやろと勝手に決めつけそそくさと煙草に火をつけた。
大きく吸い込む。軽い目眩の後、オーバーヒートしていたCPUが冷却されていくのを感じた。
「気合入れてやれば出来そう」な気がしてすぐ問題に取り掛かるも
結局のところ20分解いて30分休憩の繰り返し。
ま、こんなもんでした。
リスニングとリーディング両方やってみたけど、200問中80問ぐらいしかあっとらんし。
あーあ、もうええわ。
別にえーごとか話せんでも死にゃせんし、俺『しすてむえんじにあ』やし。
「なんとかなるだろ」と根拠のない自身を抱いてテキストを閉じた。
なんとかなる…といいんだけどなぁ…。

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