ITの進化とメディア

TBSと楽天の攻防戦に一旦ピリオドが打たれました。
ニッポン放送とライブドアの時とはかなり状況は違いますが
ITベンチャーの買収攻撃にも日本のメディア企業が揺らぐことなく、ホリエモンや三木谷氏の謳う
「放送と通信の融合」への道が険しいものであることを示したという点では同じ結果になったといったところでしょうか。
2000年頃に流行した「IT革命」という言葉とともに一般大衆へインターネットやIT技術が一気に広がり、
ブロードバンドの普及が拍車をかけて日常の生活スタイルが大きく変わりだしてまだ5年。
企業のIT戦略に関してはもっと前から「汎用機⇒オープン化」という流れがあったにしても
インターネットの世界に限らずビジネス面でのスピードが格段に上がったのもここ最近でしょう。
ITの進化によるビジネススピードアップで、現代人は一昔前の約20倍の量の仕事をこなしているそうです。
ITの進化はビジネスのスピードアップとともに、一人一人の生活スタイルも大きく変えました。
決まった時間に職場に出かけなくても家からリモートで仕事が出来たりするスタイルも結構一般化してきたのではないでしょうか。
決まった時間に多くの人が家にいるわけではない時代になってきています。
そのような生活スタイルの変化がもたらしたものの一つにテレビの視聴率低下があります。
決まった時間に放送される地上波放送が現代人の生活スタイルに合わなくなってきているんですね。
それをよくあらわしているのがハードディスクタイプのDVDレコーダーの売上が伸びていることと
インターネット上での動画配信ビジネスが勢力を伸ばしてきていることです。
よく耳にする「On demand」な社会にどんどんシフトしているといえるでしょう。
ITの進化がもたらした視聴率低下。
On demandな社会に向いている以上、
「放送と通信の融合」を掲げたITベンチャー企業がそこを攻めどころとしたのもすごく自然なことかと。
ITの進化によってもたらされたビジネススピードの拡大。
それによって首を絞められるメディア企業。何か皮肉な因果を感じずに入られません。
ホリエモン、三木谷のやり方は正直賛成できませんが
メディア企業自身も大きく転換するときを迎えているのではないでしょうか。

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