デフレが加速中

asahi.comより

日本銀行の白川方明総裁は30日、名古屋市内で地元経済団体などと懇談し、足元で進む物価下落について「金融緩和と金融市場の安定確保の両面で、デフレ克服のために最大限の努力を行っていく」と述べた。白川総裁は「デフレ」という言葉を初めて使い、対策に取り組む方針を強調した。総裁はこれまで「デフレにはさまざまな定義がある」などと述べ、日銀がデフレと判断しているかどうかについては明確に説明してこなかった。

日銀もデフレであることをみとめ、対策をとらないとまずいと認識した模様です。
勝間和代さんのTwitter投票が影響しているか定かではありませんが、投票した身としてはうれしい限りです。

さて、デフレになるとなぜまずいかをもう一度おさらいしましょう。
以前書きましたが、簡単に言うと↓のような感じです。

物価が下がる
 ↓
企業側からみて売上が低下する
 ↓
売上が低下しても従業員の賃金は比例して下げられない(※)
 ↓
企業の収益が悪化
 ↓
企業が雇用を縮小
 ↓
失業率増大
 ↓
消費の鈍化
 ↓
物価が下がっているので「まだ下がるだろう」という消費者意識からさらに消費が鈍化 
 ↓
更なる値下げ
 ↓
更なる収益の悪化
・・・

さてこのデフレにさらに拍車をかける状況が今顕在化しているのをご存知でしょうか?
それは先週から急騰している「円高現象」です。一時は84円/ドルになった模様。

今回の円高には中東ドバイの金融不安が一因にあるようです。ドバイの政府系投資会社の巨額の負債により資金繰り不安感が市場を支配し、比較的安定している円が買われているとのこと。

ではなぜ円高がデフレに拍車をかけるのでしょうか?簡単な図式だと↓が当てはまるかと思います。

円高

輸入品の価格が低下(いわゆるデフレ)

「もっと落ちる」との消費者意識により
消費が鈍化

企業収益悪化

また、日本を支える産業はほとんどが輸出で成り立っています。
輸出企業はドル決済(ドルをもらう)ので、円高だとドルの価値が下がって為替差損がどえらいことになります。(ちなみに、トヨタは1円円高にふれるだけで、200億円/年の損失だそうです)
円高により、輸出産業で成り立っている日本企業の多くが損失を被り、業績が悪化するわけです。

「輸入雑貨が安く買える!」と思っているあなた!もちろんそれもいいですが、マクロ視点で見たら自分が勤める会社が明日つぶれてしまうかもしれない現実が目の前にあるのを忘れないでおきましょう。

日銀はさっさと為替介入とか政府紙幣発行とかやればいいのに。。。

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