「いつもどおり」の大切さ

「いつもどおり」って曲があります。
誰の曲かって、、、?いや、売ってないですよ。なんでかというと、僕の所属するアカペラユニットのオリジナル曲だから(まだ全然練習してないけど)。

いつもどおり いつもの店で
暑苦しい ネクタイ外して
ビールジョッキ マイク替わりに
5人の声がひとつになる

午後7時 仕事きりあげ
「今出る!」と メールで声かけ
発車間近 電車みつけて
ひとり閉まる扉飛び乗る

靴を脱いで いつもの席で
もうすでにいるよ 暇人が
店員さんの 笑顔に会えば
二人すでに恋に落ちてる

いつもどおり いつもの店で
暑苦しい ネクタイ外して
ビールジョッキ マイク替わりに
5人の声がひとつになる

とりあえずのビール みんなで手に持ち
そして乾杯 グラス鳴らして
ツマミ注文 店員呼ぶとき
3人のグラスが空いてる

夜も更けて だいぶいい感じ
焼酎ロック 夢を語って
酒回って 歌をうたえば
4人別の曲を奏でる

いつもどおり いつもの店で
暑苦しい ネクタイ外して
ビールジョッキ マイク替わりに
5人の声がひとつになる

「いつもどおり」って言葉、実は深いと思いません?

話がいきなり変わるようですが、本日寝台列車「北陸」が最後の走りを迎えました。22時頃に金沢駅を発って東京に向かいました。北陸は昭和25年11月に上野 – 大阪間を上越線・北陸線を経由する急行列車に命名され、以来様々な曲折を経て本日その役目を終えるわけです。

日本の戦前から戦後、そして高度経済成長、バブルの崩壊・・・半世紀以上にわたり日本各地を走り続けてきた寝台特急がまたひとつ役目を終えます。長い時代の流れの中で、電車のスピードや性能・安全性は向上し、ビジネスのスピード進化も相まって、時間のかかる寝台特急の乗車率はどんどん下がり続けました。時代の流れなのでしょうが、寂しくなりました。

小さい頃、寝台を使う必要がないのに、親にせがんで長崎~福岡間を寝台特急(さくらだったと思う)を使って移動させてもらったことを思いだしました。寝台列車には「いつもどおりでない何か」があったと思います。見ず知らずの人と近づくこと、話すこと。ゆっくり流れていく夜の景色を眺めること。その他にもいろいろ。

長い時間の中でいつもそこにあると思っていた寝台特急の路線が役目を終えるその日、ものすごい数の人々が金沢駅に駆けつけていました。おそらく「いつもどおりでない何か」を北陸のなかに見つけた人たちでしょう。でも、その人達の中でも、すくなからず北陸がそこを走り続けていることが「いつもどおり」になっていたんでしょうね。

いつものとおりに朝起きて、いつもどおりに出社して、(いろいろな動きはあるけど)いつもどおりに仕事をして、いつもどおりに家に帰る。
このいつも通りって、退屈に聞こえたりするかもしれませんけど、実は喜ばしいことなんですよね。退屈でも何でもない「いつもどおり」の中に、ちょっとでもいつもと違うものを見つけたり、ちょっとした喜びを見つけることができます。そこまで考えて作詞したかは知りませんが(笑)、この曲を作ったTAKU、リスペクトっす。

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