スタジオジブリ大丈夫か?

某テレビ番組で、スタジオジブリの面々がジブリの裏やら表やらを語っていました。普通に見たら「やっぱりジブリってすごいなぁ」と感じることでしょう。しかし、僕はちょっと違った感想を持ちました。
それは、「スタジオジブリ大丈夫か?今後衰退していくのではないか?」です。
その理由は以下の通りです。
1.企画書も予算書もない企画を組織で行うには長期的には無理があること
  ジブリには企画書や予算書がないという話がされていました。
  出演者は「え!?すごいですね〜!」という反応。
  確かに「紙に一行書いただけ」や「一枚の絵のみ」を企画として
  そこからイメージをふくらませる芸術的センスは素晴らしいです。
  しかしちょっと考えてみましょう。様々な人々が関わる製作現場で
  それがいつまでも続くでしょうか?
  一人が何役もこなして全員が高い能力を持っている組織の黎明期であれば
  それでうまく行くかもしれません。しかし現在は有名になった作品から20有余年。
  組織としては成熟期を迎えて、様々な人材が入り乱れているはずです。
  企画に対し賛同する人もいれば、異を唱える人も当然いるでしょう。
  そんな中で、「こんな感じでよろしく」的な企画が通るでしょうか?
  ちょっと考えにくいと僕は考えます。
  芸術の世界なので、生産現場でいいう職人技がモノを言うのは勿論
  だと思います。しかし、上記のようなスタンスで職人技や芸術センスが
  確実に伝承し新しいものが生み出されるとは正直考えづらいと思います。
2.古参がいつまでも前面に出てきており後継者育成ができているか疑問なこと
  番組に出ていたのは、鈴木敏夫さん、宮崎吾朗さんともう一人。
  鈴木さんは宮崎駿、高畑勲と並んでスタジオジブリ黎明期のメンバー。
  そして、気難しい宮崎・高畑両氏の仲介役的存在。
  
  出演者の話から出てくるのは、宮崎駿、高畑勲の凄さや、それを反映した
  数々の作品の特徴など。さすが「ジブリアニメ」というより「宮崎アニメ」
  と言われるだけあって、黎明期のメンバーの武勇伝は聴き応えがありました。
  しかし、僕が感じたのは「古参メンバーの話、古い作品の話題しか出てこない」
  です。カリオストロの城、ナウシカ、トトロ・・・いずれも20年以上前の作品。
  近年の作品とその作品の指揮を取った人の話はないの?と思いませんか?
  ゲド戦記は注目されましたよね。
  僕は「宮崎駿さんの息子さんが監督だから注目された」という見方でしたけど。
  最近最も注目され、人気もとても高い「千と千尋の神隠し」や「崖の上のポニョ」
  は、
  ・原作・脚本・監督:宮崎駿
  です。大御所による渾身の一作です。まぁ、注目されて当然ですね。
  (情報元はWikipediaですが・・・)
  消費者の嗜好多様化でアニメ映画の注目度が下がり、それで近年の作品や
  監督に注目されていないだけ、という見方もできるとは思います。
  しかし、そうすると「千と千尋〜」の人気の高さの説明が難しくなります。
  ジブリ特集になると出てくるのは、古参メンバーの武勇伝と彼らが関わった
  (主に古い)作品。DNAを受け継いだ若い後継者の関わった作品は出てこない。
  古参メンバーが、自分たちの想いやノウハウをちゃんと後継者である
  若いメンバーに浸透させているか疑問です。
  今は過去の遺産で稼げるでしょうが、古参も高齢者。あと5年後、10年後は
  どうなっているかわからないと思います。
誤解をしないで欲しいのですが、僕は宮崎アニメが大好きです。風の谷のナウシカにいたっては、原作まで全巻読んでます。だからこそ、その魂を脈々と受け継いで欲しいという思いがあります。
また、本エントリはテレビを見ていて考えついたことを書いているだけであり、特になにか根拠があるわけではありません。もしかしたら編集の関係で、最近の作品についての話がカットされただけかもしれません。ですから、ただの一意見と思って読んでいただければ幸いです(論理構成や読みやすさもいまいちですが・・・)。

「見せかけの勤勉」の正体

「見せかけの勤勉」の正体
「見せかけの勤勉」の正体 太田 肇

PHP研究所 2010-05-18
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2次試験も終わり、ちょっとゆっくり・・・と思いましたが、早い時間に出社する習慣は体に染み付いてしまっているので、ひとまず読書を始めました。

で、まずAmazonですぐに購入したのが、知人から薦められた本書。

序文で、我々日本人が「いかに働いているつもりになっていて成果を出していないか」、そして本論で、何故そのようになってしまったのかについて述べられています。そして結論として、見せかけの勤勉から脱出するためにどうすればよいか、が述べられています。

本書のターゲットは、社会人だけでなく学生まで幅広いとは思いますが、主に企業(特に大企業)の管理職層の方々以上には是非読んでもらいたいです。現場が「成果の出せない環境で一生懸命身をすり減らさざるを得ない状況」を作り出しているのは、管理職層だからです。そしてその状況をより変えていきやすいのも管理職層だからです。

さらに広く言うと、部下を持つ人や後輩の指導に当たる立場にある人も本書のターゲット層と言えるでしょう。

部下を持たない人にはあまり効果がないかというと、決してそうではありません。
「成果が出せない環境をいかに変えていくか、どうやって見せかけの勤勉さから脱出するか」について考え、自分自身の行動の確認と変更を行うことで、自分自身の成長を促すことができます。見せかけの勤勉から、自らの力で脱出することができます。

本書を読むにあたって注意すべき点があります。それは下記2点です。

(1)描かれている事実を受け止め「自分にも思い当たるフシがある」前提で読むこと。
   本書の論調なのですが、若干批判的なかかれ方をしています。
   ですので、「俺は違う」とか「あぁ、あの人のことか」という他人行儀な
   解釈に偏る可能性があります。
   見せかけの勤勉は、程度の差こそあれ、我々全員が陥っていると考えて
   読んだほうが、自分ごとと捉えて改善しやすくなります。

(2)今日から改善できることを考える
   この手の書籍全般にいえますが、「あーあるある」「こういう人困るよね」
   という感想だけが先行する可能性があります。
   そうではなく、「どうやったら見せかけの勤勉に陥らないか」を考え、
   その方法を今日・明日から実践してみましょう。

本書読了後、僕は早速エンパワーメント(本書ではそのような表現ではないですが)を意識した発言、行動を行うようにしています。まだまだできていない点もありますが、少しずつ上達していきたいと思います。

ドラクエ展にいってきましたぞ

スライム

2次試験も終わり、崩れていた体調もようやく回復してきた本日、
六本木ヒルズで行われているドラゴンクエスト展に行ってまいりました。
ドラクエⅠが発売されたのが1986年。今年でもう25年になるんですね。僕はこの作品の、特に勇者ロト伝説の世界観が大好きで、昔の作品がリメイクされるたびに買ってやりこんでいました。Ⅵ以降は実はあまり記憶に残っていないのですが、全作品(現在Ⅸを借りてやり込み中)ちゃんとプレイした、れっきとしたドラクエファンです。
イベント内容は、展示してあるものをずっと見ていくだけかと思っていたのですが、ところどころに人気モンスターの撮影スポットがあったり(館内は通常撮影禁止)、イベント(詳細後述)があったりと、ドラクエを知っている人なら絶対に楽しめる内容になっています。
中でも、ドラクエを企画した時代背景とか、企画書や設計書の資料(手書き)とかの展示は、僕らのような社会人目線で見るととても勉強になるものでした。しかし、ドラクエ1が半年で企画から開発まで終わったっていうのに驚いた・・・。そしてその8ヶ月後にあの壮大なストーリーのドラクエⅡを発売したってのに更に驚いた・・・。
他にも、堀井雄二さんが書いたキャラクターデザインのラフスケッチ(正直半端なくヘタで笑える)から書き起こした鳥山明さんのキャラクター原画の展示や、社会現象を巻き起こしたドラクエⅢ発売時の新聞記事や、グッズ販売などなど、楽しめるポイント満載でした。
ちなみにイベントというのは、入場者の中から各職業(入場の際に職業を決める)1名ずつ選ばれ、各職業にふさわしい武器を渡されて、それをブンブン振り回して竜王を倒す、というモノ。これ、詳細は↓に書いてあるので割愛しますが、見てる周りの人は正直恥ずいっすw
欲を言えば、すぎやまこういちさんのゲーム音楽のコーナーをもうちょっと増やして欲しかったかなぁ。。
入場待ち時間も土曜の昼間で5分程度だったので、混雑具合もそこまで大したことはありません。入場している年齢層は、20代後半〜40代の、ファミコンでのドラクエにはまった世代が一番多い感じでした。あちらこちらから懐かしむ声や、キャラクターやストーリーについて語りだす声が聞こえてきて、そういうのに耳をかたむけるのも一興でした。
昔ハマった人なら、このイベントは一人でいっても全然大丈夫です。4人とかで行ってしまうと周りが気になって展示に集中できないかも。。あと、ドラクエをよくご存じない人はぶっちゃけ行かないほうがいいです。展示内容はわかんねーわ、周りのトークがコア過ぎてついていけねーわ、イベントは恥ずかしいわで、拷問レベルだと思うのでww
こういうイベントはちょっと尻込みしてしまう性格なのですが、何も考えず純粋に素直に楽しめました。こういうイベントでガンダム展とかあったら絶対に行くんだけどなーww

日本語と愚直に向き合う

更新、3ヶ月ぶりです。放置しすぎですね。。アウトプットがTwitterやFacebook中心になってしまい、つぶやいたら満足してしまって、ここ2年ほど更新が行き届いていませんでした。元々「徒然なるままに」書いていたこのBlogも、そろそろテーマをちゃんと決めて、いわゆる「ツブヤキ」と差別化する必要がありそうですね。
さて先日、中小企業診断士の2次試験が終了しました。昨年2回目の2次試験が不合格となり、ゼロからの再スタートでしたが、なんとか1次試験を通過し2次試験まで終えることが出来ました。
今まで2年間は、ひたすら演習に取り組んで試験対策のテクニックに走っていました。しかしその一方で、正直コンサルタントに求められる「正しく現状を把握、分析し、わかりやすく助言する」能力が身についたとは思えませんでした。
そこで昨年の2次試験不合格後、自分に足りないものを具体化し、それをひたすら鍛えるために、「TCM」の扉を叩きました。TCMは独立してコンサルタントをされている方が立ち上げた小さな学校です。そこに飛び込んだ理由は、コンサルタントとして必要な素養を地道に鍛え、その延長で2次試験に合格できる能力を身につけるというコンセプトに共感したからです。受験テクニックにまみれて視野狭窄に陥っていた僕にとって最適な学校でした。
TCMで学んだことはものすごくたくさんあります。
その中でも僕自身にとってすごく良かったのは「愚直に日本語に向きあう癖がついたこと」だと思います。
(1)相手に伝わりやすい日本語を考え、書く
   実施したのは「読書感想文」。プロフェッショナルについて考え、書くもの。
   ここで、自分自身の主張の弱さ、根拠のなさ、文章の読みにくさが露呈しました。
   特に、自分自身で全く気づいていなかった下記のポイントが明らかになったのは
   とても大きな収穫でした。
    ・論理が飛ぶことが多い(唐突に別の話が出てくる)
    ・一文が長く何を言いたいのかわかりづらい
(2)一文から読み取れる内容をひたすら考え、書く
   診断士試験過去問の与件文(事例企業の概要が書いてある文)の一文一文から、
   「他に何が言えるのか?」を考え、書くトレーニングを行いました。
   最初のうちは一面的な見方しかできていませんでしたが、他の受講生のみなさんの
   優秀なアウトプットを参考にトレーニングを繰り返すうちに、
   少しずつ多面的な見方が出来るようになってきました。
上記2点を行ったことで、日常生活の中でも「今まで実施していなかった癖」が出てきました。
それは
 ・自分の書いた文章が読みやすいかどうか確認するようになったこと
 ・相手の話したことや書いたことが、どういう意図から発せられたかを
  多面的に考えるようになったこと
です。
そのおかげだと思うのですが、過去2年よりも演習の点数が格段に上昇しました。受験のための勉強でなく、ひたすら愚直に日本語に向きあうことが、ここまで自分自身を変化させるのだと驚きました。
2次試験の結果が出るまであと1ヶ月。本試験はとても難しかったため、正直自信はないのですが、ここまで成長させてくださった先生や受講生仲間に感謝しつつ、発表を待ちたいと思います。そして、自分自身の鍛錬のために、合否にかかわらず、来年度も受講したいと思います。