「逆に」に騙されないように

以前から、会話の中でても気になっている言葉があります。
それは「逆に」という言葉です。
僕の感覚ですが、この言葉、使われどころとしては、
「自分の主張を論じている時」が多い模様です。
では、どういう論じ方かというと、下記のようなパターンが多いように見受けられます。
「①AであればBだとおもうんだよ(主張)。
 ②逆に言うと、BであればAなんだよね(逆の証明)。
 ③だから、AはBなんだよ。」
具体例として、A=哺乳類、B=人間、として見てみようと思います。
②の命題を真(正しいということ)としてみると、先程の例は下記のようになります。
「①哺乳類であれば、人間だと思うんだよね。
 ②逆に言うと、人間であれば、哺乳類なんだよ。
 ③だから、哺乳類は、人間なんだよ。」
さて、これって正しいと思いますか?すぐおかしいということに気がつくと思います。
②は真ですが、それが正しいからといって、①③が正しいとは限りません。
「哺乳類であれば人間である」
これはそうとは限らないですよね。
でも日常会話の中で、このような論理展開で会話がなされていることはよくあると思います。
そして、それに納得してしまっている方々も多いと思います(僕も含め)。
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なぜ納得してしまうのでしょうか?
それは、複数の視点で見ているように聞こえるので、より論理として間違いがないと錯覚してしまうからだと思います。実際、論理的であるためには、複数の視点からの吟味が必要になります。
しかし、上記したように、複数の視点で話をしているように見えますが、その実論理的には間違っている会話が行われています。そして、一見合っているように聞こえるので、話をしている本人も含め、間違いに気づきづらいのだと思います。
これを見抜く&自分がそうならないようにするためには、「果たしてそれって正しいのか?」を頻繁に見なおすことだと思います。僕は相手の話を止めてその確認をやったこともあります。
「逆に」という言葉、使いやすいためついつい使ってしまいそうな自分もいます。
ですが、間違いを誘発しやすいため、軽々しく使わないようにしたいですね。

急げばいいというものじゃない

診断士試験に合格してからというもの、たくさんの(社外の)方々とご一緒することがびっくりするほど増えました。そして、沢山の方々と様々なプロジェクトに関わらせていただいており、充実した日々を送っています。

プロジェクトの中では様々な役割を担いますが、リーダー的な役割を担うのが多いです。5人程度のモノもあれば、30人超のものもあり、様々です。
プロジェクトを回していく中で、最近気づいたのは
「早ければいいというものじゃない」
ということです。
変化の激しい今日、事をなすにはスピードが重視されます。それなのに、「早ければいいというものではない」というと「いや待てよおい」と言われそうですね。
ここには僕なりの前提条件が隠れています。
それは
「メンバー全員がちゃんと機能してこそプロジェクトである」
ということです。
人数が多いプロジェクトになればなるほど、メンバー間のスキルのばらつきが大きくなります。対応が早い人もいれば遅い人もいる。それをひとまとめにして「なる早でやれ」だと、脱落者が出てしまっても仕方がありません。
ドラッカーさんが「マネジメント」の中で記したように、「人を活かす」ためには、プロジェクト全体に影響が少ない範囲においては「遅い人に合わせて動かすべき」というのが僕の持論です。
(プロジェクト全体に影響がある場合は、当然話は変わってきますよw)
少し前までは、自分で抱えてしまうのが嫌で、とにかく来たものはすぐに処理して投げ返さないと気持ち悪くて仕方がありませんでした。今でも、ボールを握った状態にあるのはあまり気持ちがいいものではありません。
しかし、それを誰かにお願いするにしても、相手にとって適切なタイミングで投げないと、かえって後からよくない結果になってしまうこともあります。
そのあたりを考えることが出来る余裕が出てきた、ということだとすると、少しは成長しているのでしょうね。
・・・あぁ、またダラダラ書いてしまった。