「逆に」に騙されないように

以前から、会話の中でても気になっている言葉があります。
それは「逆に」という言葉です。
僕の感覚ですが、この言葉、使われどころとしては、
「自分の主張を論じている時」が多い模様です。
では、どういう論じ方かというと、下記のようなパターンが多いように見受けられます。
「①AであればBだとおもうんだよ(主張)。
 ②逆に言うと、BであればAなんだよね(逆の証明)。
 ③だから、AはBなんだよ。」
具体例として、A=哺乳類、B=人間、として見てみようと思います。
②の命題を真(正しいということ)としてみると、先程の例は下記のようになります。
「①哺乳類であれば、人間だと思うんだよね。
 ②逆に言うと、人間であれば、哺乳類なんだよ。
 ③だから、哺乳類は、人間なんだよ。」
さて、これって正しいと思いますか?すぐおかしいということに気がつくと思います。
②は真ですが、それが正しいからといって、①③が正しいとは限りません。
「哺乳類であれば人間である」
これはそうとは限らないですよね。
でも日常会話の中で、このような論理展開で会話がなされていることはよくあると思います。
そして、それに納得してしまっている方々も多いと思います(僕も含め)。
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なぜ納得してしまうのでしょうか?
それは、複数の視点で見ているように聞こえるので、より論理として間違いがないと錯覚してしまうからだと思います。実際、論理的であるためには、複数の視点からの吟味が必要になります。
しかし、上記したように、複数の視点で話をしているように見えますが、その実論理的には間違っている会話が行われています。そして、一見合っているように聞こえるので、話をしている本人も含め、間違いに気づきづらいのだと思います。
これを見抜く&自分がそうならないようにするためには、「果たしてそれって正しいのか?」を頻繁に見なおすことだと思います。僕は相手の話を止めてその確認をやったこともあります。
「逆に」という言葉、使いやすいためついつい使ってしまいそうな自分もいます。
ですが、間違いを誘発しやすいため、軽々しく使わないようにしたいですね。

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