【書評】経営戦略全史

経営戦略全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)
経営戦略全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ) 三谷 宏治

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2013-04-27
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ボストンコンサルティング、アクセンチュア、INSEADのMBAと、経営戦略のど真ん中の道を歩いてこられた著者による渾身の一冊です。

幅広い読者を想定されているだけあって、大変理解しやすいように書かれています。
たとえば、科学的課業研究を最初に行い、経営学の租ともいわれるテイラーと人間関係論の始祖であるメイヨーが対談したと仮定した場合の議論の内容など、大変リアルに描かれています。

科学的管理から始まり、人間関係論が科学的管理に異を唱え、状況に合わせて双方を合わせて使うコンフィギュレーション経営戦略に発展し、イノベーション論が生まれ・・・そして現在はリーンスタートアップやデザイン戦略、アダプティブ戦略など、「やってみなくちゃわからない、やって間違ったらすぐ修正してまたやり直す、この繰り返し」という戦略理論が適合する世の中になってきています。

本書では触れられていませんが、その背景には、日本の製造業の急激な成長、そしてIT技術の発展があり、それらに伴う消費者の行動原理の変容があるのだと思います。

1冊で経営戦略100年超の歴史を網羅できる大変良い書籍です。
読み物としても優れているし、辞書としても使えます。

特に企業のマネジメントに携わる人や経営コンサルティングに携わる人は必読の書でしょう。

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